
オウケイウェイヴの元代表である松田元氏は、Wowoo社への出資を投資家に募っていたという噂がありました。
確かに、Wowoo社の出資は子会社を介して行われていることがIR情報に掲載されていたのですが、実際は出資予定のままとなっていました。
つまり、実際に出資はされていなかったようです。
そのような噂だけではなく、松田氏には反社との繋がりがあるという噂もありました。
それらの噂の真相に迫るために、オウケイウェイヴがどのような会社なのか、なぜ仮想通貨事業に乗り出したのか、松田元氏が主導した仮想通貨「wowbit」はどのようなものなのか、反社とのつながりは本当にあったのかといった点についてご紹介します。
松田氏やオウケイウェイヴについて知りたいと考えている人は、ぜひ目を通してみてください。
オウケイウェイヴが実現させようとしている「感謝経済」とは?
オウケイウェイヴは、感謝経済を目指した事業を展開しています。
まずは、感謝経済がどのようなものなのかご紹介しましょう。
■感謝経済とは?
感謝経済は、良いことをした人が社会から良いことを受け取れるプラットフォームです。
少しの手助けや気遣いで感謝する人と感謝される人がお互いに幸せな気持ちになれるような場を提供します。
それによって、お互いが幸せになれて、他の誰かにも良いことをしたいと思えるようになっていきます。
そのような社会をオウケイウェイヴは目指しているのです。
■感謝の気持ちを形にできる
良いことをしてもらった人はしてくれた人に対して、ありがとうの気持ちをOK-チップという形で送れるという仕組みになっています。
OK-チップをたくさん集めることによって、どのような理由で周りから感謝されているのか感謝指数として見える化しているという点も画期的だと言えるでしょう。
貯めたOK-チップや高めた感謝指数は、感謝経済に賛同する企業や店舗で特典を受ける際に利用できます。
特典には、てもみんリラクゼーションチケットや商標調査費用の特別クーポン、Huluチケット1ヶ月分などがあります。
その他にも、カンボジアを中心に子どもたちの学習を支援しているかものはしプロジェクトや国境なき医師団などへ寄付できるので、国際支援を行いたいと考えている方にもぜひ利用してみましょう。
この他にも多くの企業や店舗が賛同し、魅力的な特典を受けられるので、興味がある人はオウケイウェイヴのホームページで確認してみてください。
オウケイウェイヴは、賛同する企業や店舗と協力しながら、感謝経済の構築を目指しています。
今はまだそこまで広まっていませんが、ネームバリューがある企業を含め多くの企業が参加しているので少しずつメジャーな存在になっていくと期待できます。
そしてそれは、オウケイウェイヴ自体の成長だけではなく、社会全体の成長にもつながっていくのではないかと考えられるでしょう。
オウケイウェイヴが仮想通貨事業に乗り出した理由
オウケイウェイヴは、AIやブロックチェーン技術を活用した感謝経済プラットフォームを展開し、海外の子会社ではブロックチェーンの導入や運用コンサルティングの提供を行っています。
さらに、仮想通貨に特化したアンチマネーロンダリング(KYC/AML)対策サービスを行っているアメリカのパランティア社との共同展開を行っていることから、仮想通貨関連事業に対する取り組みはとても積極的なものだと言えます。
そんな中でオウケイウェイヴは2019年1月に仮想通貨取引所や広告サービスプラットフォームの開発・運営を行っている、株式会社LastRootsと業務提携を締結しました。
なぜ株式会社LastRootsとの業務提携を締結したのかというと、オウケイウェイヴが目指している感謝経済プラットフォームを実現させるために役立つ仮想通貨を媒介としたブロックチェーンエコシステムのユースケースを持っていたためです。
株式会社LastRootsの仮想通貨関連事業の経営資源とオウケイウェイヴが提供している独自のトークン・OK-チップを組み合わせたサービスを作り出そうとしていると考えられるでしょう。
そのようなサービスを形にできれば、感謝の気持ちを価値化しやすくなり、「周りから感謝されている人がより報われる社会」が実現する可能性が高まります。
つまりオウケイウェイヴが仮想通貨事業に乗り出したのは、感謝経済プラットフォームを実現するための第一歩だと考えられます。
松田氏が主導した仮想通貨「wowbit」について
松田元氏が主導した仮想通貨は、wowbitというものです。
続いては、wowbitの株価や特徴について見ていきましょう。
■wowbitとは?
wowbitは、2018年1月17日にプレトークンセールが開始し、トークンセールは2018年2月22日~3月2日となっています。
発行上限は、11億1,111万1,111枚で、Bit-ZとCoinExに上場しています。
通貨記号は、WWBです。
ICOは2018年3月以降となっていて、ICO価格は1WWBあたり0.0011ETH(約102円)です。
■wowbitの特徴
wowbitは、「人々の善意や感動に価値を与える」ことに着目した仮想通貨です。
企業や団体、個人が利用できるWowooというプラットフォームを作り、様々なサービスを提供します。
そして、提供者に対して謝礼を渡せるようになっています。
これをQ&Aサイトに例えて考えてみると、Wower(質問者)が質問し、Wowee(回答者)が回答をすると、WowerがWoweeに対して謝礼の代わりにトークンを送金するのです。
仮想通貨会では知名度が高いロジャー・バー氏からも絶賛されています。
ロジャー・バー氏は、wowbitがこれまでにない形で世界に人をつなげていき、より良い世界へと変化するための足掛かりになるのではないかと述べました。
また、「感動の価値化」はICOソリューションのおいても魅力的だと述べています。
これを踏まえて考えてみると、wowbitは将来性のある仮想通貨だと考えることができるでしょう。
同じようなサービスを提供しているプラットフォームには世界にあるため、国際競争はとても激しいものになると予想されます。
それでも、独自の強みを持っているため他国のサービスと差別化を図れる可能性は高いです。
wowbitは、国内でも最大級のQ&Aサイト・OKWAVEから全体の20%の出資を受けていることから、信頼の高さも裏付けがあるので期待度は高いと言えます。
松田氏と反社との繋がりの噂は本当なのか?
松田元氏は、1999年に設立されたオウケイウェイヴの元代表取締役社長です。
日本初のQ&Aサイト・OKWAVEの運営や関連サービスの提供を行っている会社です。
非常に魅力的な事業を展開している会社ですが、松田氏に対して金融商品取引法違反や詐欺容疑で投資家が訴えようとしていることが判明しました。
松田元氏がオウケイウェイヴの社長に就任したのは、218年6月期の増益に寄与したことが評価されたためです。
増益した背景には、子会社の新規事業・「ブロックチェーンベースシステムの受託開発」(フィンテック事業)があったからだと言われています。
松田元氏はWowoo社の仮想通貨事業で収益を得ているという点に疑義が呈されているのです。
なぜかというと、オウケイウェイヴや子会社が資本参加した事実がないと報道されているからです。
確かに、オウケイウェイヴのIR情報にはWowoo社の出資は子会社を介して行われていることが掲載されていました。
しかし、シンガポール側の仮想通貨事業にかかる法定通貨口座への対応が決定されないまま月日が過ぎ、延期に延期を重ねるという実情がありました。
そして最終的には、出資計画を取り下げることが決定しましたが、協業は継続するという形に落ち着いています。
出資が行われなかったことによって、反社との繋がりがあるのではないかといった疑惑も持たれましたが、実情を知っていれば疑惑の念も小さくなるでしょう。
もちろん松田元氏から直接コメントを聞かなければ信頼性に欠けると考える人もいるはずです。
しかし、現段階ではあくまでも噂でしかありません。
それを踏まえた上で、松田元氏をどのような視点で見るか考えるべきなのです。
どのような噂でもそうですが、人づてに広まっていく中でどんどんと尾ひれがつき、事実とは全く違う内容で伝わっていく可能性も考えられます。
最初から噂を過信するのではなく、自分自身でもどのような状況になっているのか、噂に出ている内容は事実なのかをリサーチしてみると、ただの噂か、根拠がある事実なのかはっきりとわかるはずです。
まとめ
最大級のQ&Aサイトである「OKWave」の運営や仮想通貨事業など幅広い事業を展開しているオウケイウェイヴは、感謝経済プラットフォームの実現を目指しています。
感謝経済は感謝の気持ちを形にすることで、良い行いをした人が社会から良いことを受け取れるようにするためのプラットフォームです。
それを実現するために仮想通貨を作ったり、仮想通貨関連事業を行ったりしている会社との協業を行おうと考えているのです。
そんなオウケイウェイヴですが、元代表取締役社長である松田元氏と反社とのつながりが噂になりました。
これはあくまでも噂の域を出ない情報なので、確実に反社とのつながりがあるとは言い切れません。
しかし、噂を信じてしまう人もいるのです。
噂の真相を知りたいのであれば、IR情報や出資計画に関する情報を確認し、実情がどうなっているのかチェックすることをおすすめします。