仮想通貨ーMonero(XMR)とは?規制やリスクは?将来性や仕組みを解説!

Monero(XMR)は、仮想通貨のうちのひとつであり、その特徴としては、匿名性の高さが挙げられます。匿名性を高める技術である『リング署名』を応用して、さらに匿名性を高めた『ワンタイムリング署名』という技術を採用しています。
Monero(XMR)の歴史
Monero(XMR)が市場で取引されるようになったのは2014年4月からで、その他多くの仮想通貨と同様にまだまだ歴史が浅い仮想通貨です。日本でもCoinCheckで取引ができるようになったのは、2016年9月からということで、2017年6月時点では、まだ1年も経過していないということになります。
そして、Monero(XMR)は2016年8月あたりに急騰しました。
その理由は、Monero(XMR)の匿名性の高さから『AlphaBay』という海外の通販サイトで使用できる通貨として採用されたとの報道があったためです。
この『AlphaBay』は違法な薬物や犯罪に絡んだ取引が多く、世界最大のブラックマーケットと呼ばれるサイトです。
個人情報を守るための匿名性が犯罪に悪用されることになるとは、Monero(XMR)にとって何とも皮肉なことになってしまいました。
Monero(XMR)を購入するには
上述していますが、日本の取引所であるCoinCheckでMonero(XMR)を購入することができます。
2016年8月の急騰をもって時価総額では仮想通貨の中でもトップ5に躍り出ることになりました。2017年6月初め現在では、日本円で5000円ほどの価値となっています。これは2016年8月の急騰後よりもさらに値を上げていることになります。
Monero(XMR)の将来性
『AlphaBay』がその取引通貨としてMonero(XMR)を採用することを発表したとき、合わせてMonero(XMR)の価値は今後も上昇するだろう、という趣旨の発言をしています。
このことを額面通りに受け取るのは非常にリスクが高いですが、あながち間違っていないのかもしれません。ただし、ハイリスク・ハイリターンであることは間違いなさそうです。というのも、急騰した理由がブラックマーケット絡みということで、Monero(XMR)のイメージにあまり良いとは言えないからです。
同様に匿名性の高い仮想通貨がMonero(XMR)の他になければ将来性について危惧することもないのですが、匿名性の高い仮想通貨は他にもあります。何もMonero(XMR)にこだわる必要はないわけです。
『AlphaBay』と関わっている以上は、一般の市場で通貨として取引されるようになるという思惑は楽観的すぎるでしょう。犯罪が絡んでくると、司法当局から突然、取引に規制がかかる可能性もあります。投機目的での短期売買なら、リスクも最小化できていいかもしれませんね。