仮想通貨ーネム(NEM)のEigenTrust++がすごい?採掘(ハーベスティング)や取引方法は?
- 2017/5/29
- 仮想通貨の種類
- EigenTrust++, NEM, Proof of Importance, ネム, ハーベスティング, ビットコイン, 採掘
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ネム(NEM)はもともと仮想通貨の名称ではなく、ある経済活動を指す名称でした。その理念を受け継ぐ形で誕生した仮想通貨ということでネム(NEM)という名称になったということです。通貨の単位は、XEMと表記します。
ネム(NEM)の特徴
ネム(NEM)の最も大きな特徴として挙げられるのが、ビットコインにおける採掘という概念が存在しないということです。
ネム(NEM)誕生の理念から高性能のコンピュータや多くの電力を要するマイニングは不平等であるとネム(NEM)では見做され、代わりにネム(NEM)では、ネム(NEM)の残高や取引回数などによって、ハーベスティング(収穫)と呼ばれるネム(NEM)の分配が行われます。
ハーベスティングの原資となるのは、ユーザーが取引した手数料です。これをネム(NEM)では、Proof of Importance(PoI)と呼んでいます。
また、ネム(NEM)はセキュリティの高さも魅力です。EigenTrust++というシステムによって悪意のあるユーザーを排除できる仕組みになっています。セキュリティの高さは取引する人にとっては重要なことですよね。
ネム(NEM)はどこで購入できるのか
日本の取引所では、『CoinCheck』や『Zaif』で購入することができます。
2017年6月初め現在のCoinCheckでのネム(NEM)の価値は、日本円で25円ほどとなっています。2015年にネム(NEM)は公開されましたが、翌年の2016年には野村総研がネム(NEM)を使ったプライベートブロックチェーンのプロジェクトをスタートさせるとのニュースリリースを受けて注目が集まっています。
2016年以降、少々値動きが激しくなっていますが、それでもビットコインやイーサリアムに比べれば時価総額もそこまで大きくありませんし、お手頃価格と言えるのかもしれません。
ネム(NEM)の将来性
ネム(NEM)はその成り立ちから経済的な偏りを是正しようとする概念が存在しています。マイニングではなくハーベスティングを採用しているのもその概念があるからこそです。
世界中の富のほとんどを掌握しているのは、全人口の1%の人々であるというセンセーショナルなニュースが出て、一時期、労働者たちがデモをしたことがありました。現在もその格差は是正されるどころか広がっていると言われています。
このことから、今後、ネム(NEM)の理念は評価され、ネム(NEM)の存在意義は次第に増していく可能性が十分にあると思われます。
また、ネム(NEM)は今後、とても性能の高いブロックチェーン、Catapult(カタパルト)を実装すると言われています。これが実際に実装されれば、さらに価値が上昇する可能性が高いのではないでしょうか。
今後もネム(NEM)に関するニュースに注目しながら価格の推移を見守っていきたいところです。