仮想通貨ーライトコインとは?セグウィットって何?取引量や時価総額は?

ライトコインについて説明するにあたっては、まずビットコインについて簡単に説明しておく必要があります。

その理由としては、ライトコインを開発した責任者であるチャーリー・リーという人物が『ライトコインはビットコインの欠点を修正する形で開発した』仮想通貨であるからです。

ライトコインの概要

ライトコインは、その開発者チャーリー・リーの『ビットコインがGoldなら、ライトコインはSilverのような存在になる』という理念のもとに2011年に誕生しました。

ビットコインの発行上限2100万枚に対して、ライトコインの発行上限は4倍の8400万枚であり、決済に係る時間はビットコインが10分程度を要するのに対し、ライトコインは5分の1の2分程度とされています。

ライトコインの方がビットコインよりも後発の仮想通貨であり、そもそもビットコインのデメリットを補完する目的で開発された仮想通貨なのですから、これは出来て当然、という印象があります。

しかし、時価総額においては、ライトコインはビットコインに遠く及びません。

開発者であるチャーリー・リーもライトコインがビットコインにとって代わるとは考えていないようで、『高額な買い物をするならビットコインを使い、ライトコインは日常的な買い物に使うと良い』という趣旨の発言をしています。

例えると、ブランドのメインとなるラインがビットコイン、セカンドラインがライトコインといったところでしょうか。

ライトコインはどこで購入できるのか

ライトコインはビットコインの影に隠れてしまい、国内の取引所では、なかなか取り扱うところがありませんでしたが、2017年4月からCoinCheckで取引が開始されました。

それまでは海外の取引所でしか購入できなかっただけにライトコインの取引を望む人々にとっては嬉しい対応となっています。ライトコインの2017年6月初め時点の価値は、日本円で3000円を少々超えるところとなっています。

ライトコインの将来性

ビットコインのデメリットを補完する形で開発されたものの、取引量や時価総額ではビットコインに及んでいないというのが現状です。

ビットコインの代わりにライトコインを積極的に買う理由が見当たらないのがその理由のひとつかもしれません。現在の電子マネーのように一般の人が日常で仮想通貨を簡単に使用するような時代がきたら、その使い勝手の良さから再評価されるかもしれませんが、今はまだその時期ではないといえるでしょう。

ただ、ライトコインにセグウィットと呼ばれる取引サイズを圧縮する方法を採用することがほぼ決定したという報道が2017年4月末にありました。これによりライトコインの価値が上昇するのかというとそれは分かりません。セグウィットに代わりソフトフォークという選択肢も残されているからです。

そして、ライトコインがセグウィットを行うことが決定するとそれはすなわちビットコインにも同様の問題が起こるため、十分に影響を見極めてからでないと大火傷を負うことになりかねない、と言えます。

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