仮想通貨ービットコイン(BTC)とは?ボラティリティや為替リスクや手数料は?

仮想通貨に少しでも興味のある人や経済ニュースをよく見ている人にとって、ビットコインの説明をするのは野暮かもしれません。

ビットコインとは、世界で初めて市場で取引された仮想通貨のひとつです。そのため、仮想通貨というとビットコインを連想する人がたくさんいます。

ビットコインは仮想通貨のひとつにすぎない

ビットコインは、仮想通貨のひとつに過ぎません。

例えば日本円は世界中にある法定通貨のひとつにすぎないのと同様です。アメリカドルも日本円も法定通貨のひとつであるのと同様に、ビットコインも仮想通貨のひとつです。

ただ、他の仮想通貨であるイーサリアム(ETH)やリップル(XRP)よりも世間の認知度は高く取引量も多いため、仮想通貨を初めて購入しようとするの多くはビットコインからスタートすることが多いようです。

ビットコインの特徴

ビットコインが他の仮想通貨と異なる点は、やはり世界で初めて仮想通貨として流通したという実績を持っていることです。認知度が高いということは、それだけ購入しようとする人の増加につながり、発行上限が決められているビットコインの希少性が高まることになります。

それを証明するのが、2017年5月時点のビットコインの値動きです。過去2か月でビットコインの価値は約2倍になりました。ただしこの値動きは経済の専門家からは「急すぎる」との指摘が出ており、実際にその後、利益確定などの動きとともに少々値を下げています。

法定通貨と異なり、ビットコインなら、為替リスクや手数料がかかりません。双方がビットコインでやり取りをするなら、どんなに少額の取引でも無料でやり取りすることができます。

現実世界では、欧州に見られる単一法定通貨、ユーロと同じような取引がビットコインを使って世界中で出来るというわけです。これはとても大きなメリットと捉えられています。

ビットコインの将来性

ビットコインの発行上限は2140年までに2100万ビットコインに設定されています。

まだまだ発展途上の仮想通貨の世界において、この期限と発行上限が今後どのように評価されていくのかは未知数です。

ビットコインの価値は少々を値動きを経てもいずれ上昇していくという強気の見方をしている人は、法定通貨と異なり、発行上限が決められていることがその根拠となっています。つまり、市場に出回るビットコインの数が決められているため、先に入手しておけば、発行上限に近づくにしたがって価値が上がるというわけです。

一方で、ビットコインの将来性について、弱気な見方をしている人は、カウンターパーティリスクやビットコインのボラティリティの大きさから、金融商品として取引するにはリスクが高すぎるという指摘をしています。

事実、仮想通貨全体に占めるビットコインのシェアは2017年5月時点で50%ほどになっています。同年2月時点では85%あったことから価格の変動が大きくなった2か月でビットコインを手放した人が多くいたことを証明していると言えます。

これを好機とみるかどうかは個人の判断によるところとなりますが、大きく利益を出そうとすると、それだけリスクも大きくなることは十分に理解しておかなくてはいけません。

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