ICOとは?詐欺に注意!用途/投資家のメリット/企業側のメリットなどを解説!
- 2017/8/14
- ico
- Crypto Currency Magazine, ICO, ICO Countdown, Initial Coin Offering, イーサリアム, キャピタルゲイン, ビットコイン, 仮想通貨, 投資家
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仮想通貨についてインターネットで調べていると、ICO(Initial Coin Offering)というキーワードをよく目にします。
仮想通貨のICOとは、独自の仮想通貨(トークン)を発行し、それをインターネット上で広く売り出すことで、「クラウドセール」のことを意味します。
それにより売却代金で、研究費、開発費など、会社の運営に必要な資金を調達する方法です。
企業側のメリット
ICOを行う企業側のメリットは、株式を使った株式公開(Initial Public Offering)と比較して、安価なコスト(10分の1程度といわれています)で、広く世界中に募集することができるという点が挙げられます。
また、当該仮想通貨の価格が上がるとキャピタルゲインが得られるため、投資家としては当該仮想通貨をSNSやクチコミで広めて知名度を高め、価格を上げようとするインセンティブが働きます。
それにより、プロジェクトを無料で勝手にPRしてもらえるという効果もあります。
投資家のメリット
ICOに参加する投資家のメリットは、当該仮想通貨を購入することによってプロジェクトが成功し、当該仮想通貨の価格が値上がりし、キャピタルゲインを得られるのが最大のメリットです。
現在、ICOはバブルに近い状態になっていますので、一般的にICO時には比較的安く仮想通貨を手に入れることができ、
取引所に上場すると、ICOでの募集価格の数倍に値上がりする傾向にあります。
そして、上場後もさらに値上がりしていく傾向にあります。
そのため、投資家としては、少しでも安く買えるICO時に買っておくというのが最もメリットが大きいです。
ICOの事例
2017年に入ってから、ICOを行う企業も、参加する投資家も大きく増え、募集金額も大きく伸びています。
例えば、
2017年6月12日に、わずか3時間で167億円もの資金を集めたBancor
2017年6月20日に、わずか3時間で300億円近くもの資金を集めたStatus
2017年7月14日に、約262億円の資金を集めたTezos
など、大型の案件も増えてきています。
ICOに参加するには?
海外のICO案件でもインターネットを利用してオンライン上で参加可能です。
先着順での受付となる場合が多く、募集数が数時間ほどで売り切れてしまうケースも多いため、
Crypto Currency MagazineやICO CountdownのようなICO情報サイトを定期的にチェックして、早めに情報を入手し、いつでも参加できるようにしておきましょう。
対価の支払いは、ビットコインやイーサリアムを介して行われるケースが多いので、予め日本円をこれらの仮想通貨に両替してすぐに送金できるように準備しておきましょう。
ICOに参加する際の注意点
IPOの世界に未公開株詐欺があるのと同様、ICOにも無価値のものを高い金額で売り付けてくる詐欺があるので注意が必要です。
ホワイトペーパーには、トークンの発行数、集めた資金の利用目的、内部者の保有数、ロックアップなど、重要なことが記載されていますので、必ず読んでおきましょう。
英語での募集が多いため、当然ながら内容も英語で、私たち日本人にとっては読みにくいですが、Google翻訳などを活用してでも読んでおいた方がいいです。
ホワイトペーパーが無かったり、書いてある内容が実現不可能なものなどは詐欺の可能性もあります。
また、著名人の名前を利用しているものや、絶対に儲かると謳っているもの、価格保証があるもの、最低購入価格が設定されているものなども詐欺の可能性があるので注意が必要です。