
成功者としてその名が知られている坂本よしたか氏ですが、その成功の陰には独自の思考法が存在しました。
「他力思考」と名付けられたその思考法は、坂本よしたか氏の著書「知らなきゃ損するお金の流儀」にも綴られており、この思考法を理解できるかどうかが成功への大きなカギとなっています。そこで今回は、
・坂本よしたか氏ってどんな人?
・坂本よしたか氏が成功した理由とは?
・坂本よしたか氏が伝授する思考法「他力思考」とは?
・著書「知らなきゃ損するお金の流儀」で学べること
について、ご紹介していきます。坂本よしたか氏が伝授する思考法「他力思考」に興味のある人はぜひ目を通してみてください。
坂本よしたか氏のこれまでの人生が気になる方はこちらも必見!→坂本よしたかという実業家。どんな人生を歩んできた?
坂本よしたか氏ってどんな人?
いくつもの会社の代表を務め、経営者や投資家として成功している坂本よしたか氏ですが、どんな人なのか、どんな人生を送ってきたのかというプライベートな部分はあまり知られていません。
まずは、坂本よしたか氏の経歴について、ざっくりとみていきましょう。
・一家で夜逃げをした経験も
愛知県春日井市に生まれた坂本よしたか氏は小学生のある日、両親が経営していた飲食店が倒産したことで夜逃げをするように新しい土地へ引っ越します。
同じような引っ越しを何度も繰り返したことで転校が多く、仲のいい友達を作るどころかいじめにあうようになってしまいました。
中学生になるころにはすっかり非行少年になってしまっていた坂本よしたか氏は高校に進学するもすぐに中退し、アルバイトを始めます。実は、度重なる引越しによって生活が安定せず、家計はずっとひっ迫しており、学費を工面するにも事欠くようになっていました。
特にやりたいこともなく、高校に通い続ける理由もなかった坂本よしたか氏は、自立して家計の負担を軽くしようと考えたのです。
・働くことの大変さを知る
16歳で親元を離れ、チェーンの飲食店でアルバイトを始めた坂本よしたか氏は、まずは2年間がんばると心に決めていたそうです。
アルバイト先はその忙しさからアルバイトが定着しないと有名な繁盛店で、何度も辞めたいと思うほどの激務だったそうですが、自分で決めた目標を達成させるため、最後まであきらめることなく働きました。
目標達成によってアルバイトは辞めるものの、働くことの大変さと楽しさを学んだ坂本よしたか氏は19歳でチェーンの大手パチンコ店に就職します。「がんばればできる」という経験則からスタートダッシュで出世を勝ち取り、22歳のころには年収1,000万円を手にするほどにまで成長します。
ところが「がんばればできる」自分に対して少し自信過剰になっていた坂本よしたか氏はちょっとしたことから出世ルートを外れてしまい、左遷の憂き目に遭ってしまいました。すっかりやる気を削がれた坂本よしたか氏でしたが、26歳の時に再就職します。
再就職先は個人経営の寂れたパチンコ店で、規模も小さく老朽化が進んでいました。人生の再スタートには相応しいのではと感じ、まずはお店を立て直そうとがんばります。
あっという間に店長に昇格し、月収は100万円を超えたころ、寂れたパチンコ店は全国でも有名な繁盛店になっていました。
・がんばってもどうにもならないことを知る
順調に見えた再就職でしたが、ここにきて思わぬ壁に阻まれます。パチンコ店のオーナーに病気が見つかり、お店を閉めることになったのです。
これまでの「がんばればできる」が通用しなくなったことに軽くショックを受けた坂本よしたか氏は、再就職ではなく自身で会社を立ち上げる経営者に転身しました。
パチンコ店のスタッフを受け入れて立ち上げたコンサルタント会社は順調に実績を上げていきますが、震災によって大きな損害を被ります。スタッフたちの給料や会社を維持するために背負った借金は瞬く間に膨らみ、返済の目途がつかないまま会社を畳むことになりました。
坂本よしたか氏が成功した理由とは?
「がんばればできる」という自分の経験則が通用しないことを痛感した坂本よしたか氏は発想の転換を余儀なくされます。
ここからは坂本よしたか氏が成功した理由について、
・これまでの常識を見直す
・新しいものは積極的に試してみる
・稼ぐことを悪いことだと思わない
といったポイントから解説していきます。
・これまでの常識を見直す
坂本よしたか氏は地震の多い日本で実店舗を持って経営することはリスクが高いうえに活動範囲が限られてしまうため効率が悪いと判断し、オフィスを構えることをやめました。「会社を立ち上げる=オフィスを構える」と認識している人は少なくないでしょう。
確かに、オフィスといういわゆる“自分の城”を構えることで、経営者としてようやく一人前になれたような気になりモチベーションアップにはつながりますが、先行き不安定な段階で維持管理が必要なオフィスを持つのは非効率です。
事業が安定してさらに展開することを考えた時にはじめて検討する、といった順序でも問題はなく、本当に必要なタイミングを見極めることが大切です。実際に坂本よしたか氏はコンサルタント会社を畳んだ後、オフィスを構えずにできる転売ビジネスを始めています。
商品を仕入れ、利益を上乗せして売るという転売ビジネスは、買い手のニーズと商品価値を見極められればどこでも始められるもので、すべてのやり取りはネット上で済ませられます。
坂本よしたか氏はこの転売ビジネスで借金を返済し、新たなビジネスとして確立させました。
・新しいものは積極的に試してみる
どんな業界や業種でも、新たな手法やジャンルというものが登場します。これまでの手法で安定した業績を出している場合、新しいものを嫌がることも珍しくないでしょう。
しかし、これまで築いてきた実績や知識でこれから先も業績を伸ばし続けられる保証はなく、業界自体が先細りすることも考えられます。とはいえ、何でもかんでも取り入れるのはリスクもあり、その際はしっかりとした検証と予測が必要です。
その結果、将来性があると判断できたものについては積極的に取り入れてみましょう。坂本よしたか氏は当時、まだ登場間もない仮想通貨ビットコインにいち早く注目し、運用を開始しました。
当時は投資家の間でも否定的な意見の多かった仮想通貨でしたが、坂本よしたか氏は見事勝機をつかみ、億を超える儲けを手にします。
はたから見ると偶然ギャンブルに勝っただけとも捉えられますが、坂本よしたか氏は冷静な分析と検証、予測から勝機があるとの判断を下し、仮想通貨に参入しました。
それは、のちに出版した著書「仮想通貨で億万長者」が売り上げを伸ばしたことからもうかがえます。「仮想通貨で億万長者」では、仮想通貨の基礎知識やノウハウなどが綴られており、情報量の多さとわかりやすさが好評です。
どんなに新しいものでも正しい知識と冷静な分析ができれば稼げるのだということを坂本よしたか氏自身が証明しています。
・稼ぐことを悪いことだと思わない
国民的な性質なのか、積極的に稼ぐことに罪悪感を持つ日本人は多いです。
実際に、億を稼ぐような実業家や投資家に対して平等性に欠ける、欲張り、他人を出し抜いているなどと良くない感情を持つ人も少なくなく、何となく稼ぐことは悪いことだと思い込んでいる人もいるでしょう。
しかし、稼ぐことは決して悪いことではありません。坂本よしたか氏は、こういった偽善的な考え方が貧乏を呼ぶと説いています。
人は本能的に繫栄しようとする感情が備わっており、その本能のおかげで今日まで栄えてきました。本能の中には当然、稼ぎたい、お金持ちになりたいといった感情が含まれており、とても自然な欲求なのです。
そのため、本能に従って生きる方が稼ぐことができ、結果的にお金持ちになれる、というのが坂本よしたか氏の持論です。
人としての当然の欲求をわざわざ抑え込んでしまうのは偽善的で、偽善行為を続けることで貧乏になってしまうというのは、経営や投資で成功を収めている坂本よしたか氏ならではの発想といえるでしょう。
しかし、坂本よしたか氏が成功を納めるために必要としている思考法が他にもあります。それが「他力思考です」。他力思考とはいったいどんな思考法なのでしょうか?
坂本よしたか氏が伝授する思考法「他力思考」とは?
事業で成功するには発想の転換が必要と気付いた坂本よしたか氏がたどり着いた思考法である他力思考とは、文字通り他人の力を借りて成功しようという考え方です。
人の力を借りるなんて卑怯、ズルしている、などと感じる人もいるかもしれませんが、ここで言う「借りる」とはそういうものではありません。
・他力を使うってどうやるの?
個人がお金を稼ごうと思ったら、資格を取得したり、自身の習熟度を上げたりといった努力が必要と考える人もいるでしょう。努力を積み重ねることによって収入を増やせる方法ですが、誰もがみな、結果を出せるとは限りません。
また、自力でのがんばりには限界があることも事実で、多くの人はある程度までのレベルまでしか行けないと坂本よしたか氏は指摘しています。そこで必要になるのが他人の力、いわゆる他力です。
他力の使い方にはさまざまな方法がありますが、身近なものではSNSの活用があります。新しい生活様式が浸透したことで、サービスの提供方法や商品の販売方法を見直さなければならない業界も少なくありません。
SNSを積極的に活用し、情報発信や口コミを拡散することで認知度の向上や、直接足を運ばなくても利用してもらえるような仕組みづくりを行っている会社もあります。
こういった他力の使い方ならば特別な知識がなくても始められ、成果も上げやすいので多くの会社で取り入れやすいでしょう。
・なぜ他力が必要なの?
他力の使い方は他にもあります。今では新たな資金集めの方法として認知度のあるクラウドファンディングもその一つです。
自身が進めたい事業について賛同者から資金提供を受けるクラウドファンディングは代表的な他力といえます。しかし、他力は資金提供だけにとどまりません。
成功者のプラットフォームを借りたり、真似したりすることで確実かつスピーディに事業を成功させることができるのです。
ただし、ずっとではなく、成功者の真似によって実績を上げ、自身に知識やノウハウ、資金力が身に付いてからオリジナルの事業展開を行うとしています。
それにより失敗が少なく、効率よく稼げると坂本よしたか氏は説いています。要は、自身が稼げる仕組みを整えるために一時的に借りるのが他力なのです。
・他力で何ができるの?
稼ぐためには一から努力して積み上げていくべき、失敗もいい勉強になる、といった考え方が間違っているわけではありません。
試行錯誤により重ねた実績や、それによる失敗などは経験として大切な糧になるでしょう。
しかし、努力や失敗により道が断たれてしまうこともあります。そうなってしまう前に思い切って他力に頼ってみましょう。
他力により自身の負担が軽くなるだけで早い成長が見込めるだけでなく、協力関係を築くことで事業の拡大なども期待できます。また、人にはそれぞれ得手不得手があり、どうしても苦手な分野もあるでしょう。
他力を借りることで苦手なものを他人に任せることも可能になり、効率がよくなることはもちろん、任せる能力も養うことができます。実はこれらの他力思考については坂本よしたか氏の著書「知らなきゃ損するお金の流儀」にも綴られています。
著書「知らなきゃ損するお金の流儀」で学べること
「知らなきゃ損するお金の流儀」では、人生を豊かに生き抜くためのお金の流儀について、坂本よしたか氏がこれまでの経験や事業展開によって得たノウハウを基に指南する内容になっています。
漠然としたお金に関する不安を抱えていても、具体的にはどうしたらいいのかわからないといった人は少なくないでしょう。そんな人に向けて坂本よしたか氏はまず、今後の日本社会が直面するお金の問題を解説しています。
それを踏まえ、富裕層たちの稼ぎ方や共通点を紹介することで他力思考の大切さを説いていく構成となっており、お金に関する初心者でも抵抗なく読み進められる内容です。
他力思考については考え方などの基礎から他力投資によるお金の増やし方、おすすめの他力投資術まで丁寧に綴られているので、人生100年時代を豊かに生きたいと考える人にはぜひ一読いただきたい内容となっています。
まとめ
これまでに多くの苦労をしてきたことで、他力思考が何よりも大切であると坂本よしたか氏は考えだしました。
その思考法は著者を読むことでその真髄を理解できるので、興味があればぜひ手に取って読んでみてください。SNSなども行っているので参考にするといいでしょう。
・坂本よしたか氏は苦労した経験から成功を収めた
・成功を収めた背景には他力思考という思考法があった
・他力思考という思考法は著書を読むことで深く理解できる