
経営者や投資家として活躍する坂本よしたか氏ですが、広く一般に知られるきっかけとなったのが仮想通貨です。
当時、まだ日本ではそれほど知名度の高くなかった仮想通貨にいち早く着目し、“億り人”となったことから注目を集めるようになりました。そこで今回は仮想通貨について、
・坂本よしたか氏が儲けた仮想通貨
・仮想通貨のリスクとメリット
・最近の仮想通貨の動き
・坂本氏が注目する仮想通貨ビットコインボルトについて
以上の4つの観点から解説していきます。仮想通貨に興味のある方はぜひ目を通してみてください。
仮想通貨とは?メリットやデメリットが気になる方はこちらの記事もチェック!→億り人の坂本よしたか氏も稼いだ仮想通貨とは?仮想通貨のメリットとデメリットについても考察
坂本よしたか氏が儲けた仮想通貨
坂本よしたか氏がいち早く着目し稼いだことで日本でもその存在が認識され始めた仮想通貨ですが、そもそも仮想通貨とはどういったものなのでしょうか?
法定通貨とは大きく違う
仮想通貨とは、パソコンやスマホ上だけでやり取りができるデジタルデータで、主に決済手段として使用されます。「通貨」とついているため、お金のような錯覚を覚えますが、円やドルなどのいわゆる法定通貨とは違います。
法定通貨は国や中央銀行が発行管理をしますが、仮想通貨はどの国の管理も受けていません。利用者や参加者による相互監視の下に運営が行われています。
仮想通貨とよく混同されるのが電子マネーですが、その性質は大きく違います。電子マネーは国や中央銀行が発行した法定通貨がベースで、事前に預けてある法定通貨で決済を行います。
そのため、電子マネーの相場が変動するということは起きませんが、仮想通貨はその資産価値が日々変動するという特徴があります。
発行される仕組みが特殊
仮想通貨は国や中央銀行が発行管理することのない通貨です。では誰がどうやって発行しているのでしょうか?
仮想通貨の代表ともいえるビットコインを例に挙げてみていきます。
デジタルデータであるビットコインは、サーバーなどで一元管理しているわけではなく、P2Pネットワークと呼ばれる分散型のネットワークで取引データを共有し、維持しています。
現金として存在しない仮想通貨は保管場所の必要がありませんが、その代わりにブロックチェーンと呼ばれる過去の取引履歴がまとめられている、記録台帳のようなデータの塊が存在します。
ブロックチェーンは世界中のコンピュータに分散し、共有されているため、どこか一部の内容が改ざんされても他のデータと照合するだけで不正防止が可能です。
日々行われるビットコイン取引のデータを一つの塊にし、ブロックチェーン状にする計算作業をマイニングといいます。
マイニングには計算処理速度の高いコンピュータとそれを支える高額な電気代がかかるため、最初に計算を行った人に対し、報酬としてビットコインが支払われるのです。つまり、ビットコインとは、マイニングによるビットコインの取引履歴のデータ処理に対する報酬です。
仮想通貨のリスクとメリット
これまでの通貨とは性質が大きく違うということがわかった仮想通貨ですが、運用することによってどのようなリスクがあり、恩恵があるのでしょうか?ここからは仮想通貨のリスクとメリットをみていきます。
仮想通貨のリスク
まずは仮想通貨を運用する際のリスクです。大きく分けて以下の4つのリスクが懸念されています。
◎価格変動による価値の下落
◎ハッキングや紛失による危険性がある
◎決済に時間がかかる
◎信用リスクが高い
それぞれ詳しくみていきましょう。
◎価格変動による価値の下落
国や中央銀行の管理を受けない仮想通貨は所有者による需要と供給のバランスで価格が決まります。そのため、価格変動が激しく、その変動幅も大きくなりがちです。
株式などでもこういった現象は見られるものの、そこまで顕著ではなく、仮想通貨の大きな特徴といえるでしょう。
◎ハッキングや紛失による危険性がある
暗号資産とも呼ばれる仮想通貨はデジタルデータのため、秘密鍵による厳重な管理が必要です。しかし、秘密鍵を忘れてしまったり、人に知られてしまったりすることで仮想通貨の紛失が起こります。
また、仮想通貨のハッキング被害が多いのは取引所です。普段は厳重に管理している仮想通貨ですが、取引をする際には取引所へ持ち出すことになり、ハッカーはその瞬間を狙ってきます。
明らかなハッキング被害により仮想通貨を失っても取り戻すことはほぼ不可能です。
◎決済に時間がかかる
仮想通貨は決済手段の一つですが、その性質から決済に時間がかかります。仮想通貨による取引を成立させるには、取引内容に相違がないかチェックが入り、承認を受けてからでないと確定しません。
ビットコインを見てみると、決済までのタイムラグは平均して10分ほどとなっており、現金はもちろん、クレジットカードや電子マネーに比べても時間がかかることがわかります。
これはマイニングによって取引を検証しているためで、取引量が多くなればそれだけ時間もかかりがちです。
◎信用リスクが高い
仮想通貨の世界では「ICO(Initial Coin Offering)」という、仮想通貨の新規発行による資金調達方法が流行しました。
しかし、出資をする見返りに受け取れるはずの仮想通貨が存在しなかったり、集めた資金ごと企画が消えてしまったり、詐欺行為も少なくなく、仮想通貨の信用性を著しく低下させる要因となってしまいました。
こういったことから仮想通貨全体の信用リスクが高くなることが懸念されています。
仮想通貨のメリット
様々なリスクがある仮想通貨ですが、運用にあたってはもちろんメリットも存在します。
◎手数料が安く、24時間取引できる
◎少額から投資運用が可能
◎市場に将来性が期待できる
ここでは上記3つのメリットについてみていきます。
◎手数料が安く、24時間取引できる
銀行などの金融機関が紙幣や硬貨として存在する現金を管理するには、店舗を構え、金庫やATMなどの設備を置き、多額の現金を用意しておかなければなりません。
当然人員も配置しなければならず、様々なコストがかかるため、送金に手数料がかかってしまいます。ところが、仮想通貨であればそのようなコストは一切かからないため、格安ともいえる手数料で海外送金も可能です。
また、仮想通貨の取引は証券取引所などを必要としないため、24時間いつでも運用ができるという点もメリットといえるでしょう。
◎少額から投資運用が可能
投資対象にもなっている仮想通貨は、少額からでも始められる点が大きな魅力です。取引所ではより多くの人から投資を募るため、最低取引価格を百円単位にまで下げているところも珍しくありません。
「仮想通貨への投資を始めたいけど資金が心許ない」「いきなり多額の投資はちょっと怖い」といった人でも始めやすい気軽さが、仮想通貨の浸透を後押ししているのでしょう。
◎市場に将来性が期待できる
認知度は上がってきたとはいえ、まだまだ日本における仮想通貨の普及率は高くありません。いち早くトレンドや世界の動向をつかめる一部の人だけが、その投資価値に気づき、実績を上げているに過ぎない、というのが日本の仮想通貨の現状です。
そのため、仮想通貨市場はまだまだ伸びしろがあるといえ、将来性に期待ができます。今のうちから仮想通貨に対する理解を深めておくことが重要となるでしょう。
最近の仮想通貨の動き
広く一般に普及したとは言い難い仮想通貨ですが、登場から10年以上が経ち、世界中で多くの人が取引を行うまでになりました。
しかし、普及が進むにつれ問題もあります。
国や中央銀行による発行管理のされない仮想通貨をどのように定義したらいいのか、各国で定義づけや法整備を急ぐ必要が出てきたのです。実際に日本では2016年に資金決済に関する法律「資金決済法」が改正され、2017年から施行されました。
これはあきらかに仮想通貨を念頭に置いた法改正であり、遠くない将来に仮想通貨が通貨の一つとして流通すると、国が判断した結果ととらえていいでしょう。
現在、仮想通貨は投資運用の手段として受け止められることが多いですが、このまま普及が進み、一般の人が日常的に使用できるまでになれば、国や中央銀行に発行管理されない新しい通貨として市民権を得る日が来るかもしれません。
仮想通貨の先駆者ビットコインの動き
仮想通貨と聞いてビットコインを思い浮かべる人も多いでしょう。今では1BTCあたり数百万円の価格をつけていますが、一つの論文からスタートし、2009年に初めて法定通貨との取引が行われた際は1BTCあたり0.07円程度でしかありませんでした。
仮想通貨特有の価格変動はあったものの、現在も高い価格を維持し続けており、投資対象として今後も注目を集めていくと予測されています。
イーサリアムの将来性
2013年に登場したイーサリアムの価格に変動が起きたのは2016年でした。アップデートや大規模ICOの影響で、登場から1ETHあたり500円以下で推移していた価格が2,000円以上まで急上昇します。
その後は価格の高騰と下落を繰り返す時期もありましたが、現在は落ち着いた取引が続いているせいか、順調な回復を見せています。イーサリアムの特徴としてはアップデート前後に価格が上昇する傾向があり、ロードマップのチェックが必須でしょう。
坂本氏が注目する仮想通貨ビットコインボルトについて
仮想通貨によって“億り人”となった坂本よしたか氏が現在注目しているのが「ビットコインボルト」です。
ビットコインボルトにはどんな特徴がある?
ビットコインボルトとは、2019年に登場した仮想通貨で、開発元はポーランドに本社を構える仮想通貨関連企業MAINBEST社です。
ビットコインをはじめ、これまでの仮想通貨は決済手段としての意味合いが強いものが主流でしたが、そうなるとセキュリティ面はどうしても弱くなります。実際、ハッキングの被害に遭った人も少なくなく、仮想通貨の危険性を懸念する声も上がっていました。
そこで開発されたのがビットコインボルトです。ビットコインボルトは決済手段ではなく“価値の保有手段”のために開発された仮想通貨です。
そのため、秘密鍵を3つ用意し、取引確認にかける時間を24時間としました。ビットコインと比較してみるとその差は歴然です。
決済までに24時間かかることからも日常的に使用する決済手段ではないことは明らかですし、ビットコインの秘密鍵は1つしかありません。
ここまでセキュリティ対策を強化し、資産として管理することに特化した仮想通貨はこれまで存在していませんでした。また、ビットコインでは一度取引を行うとキャンセルができません。
これはブロックチェーンの記録の書き換えができないためで、改ざん防止の仕組みが仇となっている側面があります。ところがビットコインボルトは、取引から24時間以内であればキャンセルが可能です。
ハッキングなどによる盗難目的で取引がされてしまった場合でも、取り戻すことができる仕組みがあるというのは安心感が違います。
ビットコインボルトの価値は?
ビットコインボルトが登場した2019年は、仮想通貨市場が落ち着いていたためか、登場から2~3ヶ月の間は2,000円前後を推移するなど、驚くような価値の高騰は見られませんでした。
ところが、これまでの仮想通貨とは違う性質や特性が知られていくにつれ、徐々に存在感を強めていきます。登場から半年ほどの2020年6月にはなんと1BTCVあたり28,000円以上の価値がついたのです。
登場直後に比べると約14倍の上昇率です。ビットコインボルトの価値は今後も順調な上昇を続けると予測されており、将来性が期待できる仮想通貨の一つです。
坂本よしたか氏は会社経営のかたわら投資家としても活躍しており、こういったビットコインボルトの将来性を見抜いていたと言わざるを得ません。
ビットコインボルトが期待される理由
これまでの仮想通貨との差別化や、価値の上昇はもちろんですが、ビットコインボルトが期待されるのには他にも理由があります。それは、開発にかかわる企業や組織の体制です。
ビットコインボルトの開発やプロモーション、マーケティングやマイニングに携わるのは仮想通貨業界では知名度の高い企業や組織ばかりです。
坂本よしたか氏が注目し、あらゆる場面でビットコインボルトを紹介するのも、こういった安全性の高さからくると考えられます。
重要ポイントまとめ
・坂本よしたか氏が儲けた仮想通貨とは、あらゆる機関から独立した自由な暗号資産である
・仮想通貨は相応のリスクもあるが運用に対する柔軟性が高く、投資対象として魅力が高い
・坂本よしたか氏が注目する仮想通貨「ビットコインボルト」はこれまでの仮想通貨とは違った特性があり、将来性が期待できる